そばな (岨菜)

学名  Adenophora remotiflora
日本名  ソバナ
科名(日本名)  キキョウ科
  日本語別名  ツリガネソウ
漢名  薄葉薺苨(ハクヨウセイデイ, báoyè jìnĭ,はくようせいねい)
科名(漢名)  桔梗(ケツコウ,jiégěng)科
  漢語別名  薄葉沙參(ハクヨウサシン,báoyè shāshēn,はくようしゃじん)、甘桔梗
英名  
2008/04/15 小石川植物園

2019/08/12 長野県富士見町 


2009/08/23 岐阜長野県境 安房峠

2007/07/19 森林公園

 ツリガネニンジン属 Adenophora(沙參 shāshēn 屬)については、ツリガネニンジン属を見よ。
 和名は、岨(山の斜面)に生ずることから(一説に、蕎麦菜と)
 漢名を薺苨(セイデイ,jìnĭ,せいねい)というものは、A. trachelioides(薺苨・杏葉菜・老母鷄肉)。李時珍『本草綱目』に、「多汁、有濟■{草冠に泥}之状、故以名之。濟■、濃露也」と。
 なお、薺字についてはナズナの訓を見よ。
 『本草和名』薺苨に、「和名佐岐久佐奈、一名美乃波」と。
 『延喜式』薺苨に、「サキクサナ」と。
 『倭名類聚抄』薺苨に、「和名佐木久佐奈、一云美乃波」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』薺苨に、「ツリガネサウ」と。
 岩崎灌園『本草圖譜』(1828)に、「薺苨(セイゼイ) そばな」と。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・ロシア沿海地方に分布。
 中国では、根を薬用にする。
 日本では、若葉を食用にする。

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